PerlでポータブルなLinuxファイル管理入門
PerlでLinuxファイル管理を行うための初心者向けの入門書
概要
「PerlでポータブルなLinuxファイル管理入門」は、 Perlを使ったポータブルなLinuxのファイル管理をマスターするための書籍です。
Linuxの特徴とLinuxの利用方法、Linuxファイル管理でよく使うコマンド、シェルスクリプトの簡単な使い方、ファイルバックアップの自動化、PerlワンライナーとLinuxコマンドを組み合わせる方法、Perlプログラムで、Linuxのファイル管理を行う方法を解説します。
Perlは後方互換性の高い言語ですので、安定性が高く、古いコードが新しい環境でも、小さな修正で、そのまま動きます。
目次
第1章 Linuxファイル管理 の特徴
1.1 Linuxの特徴
1.1.1 コマンドによるプログラム実行
1.1.2 コマンドによる処理の自動化
1.1.3 Linuxで使える便利なコマンド
1.1.4 ファイルのバックアップ
1.1.5 ファイル履歴管理
1.1.6 Perlワンライナー
1.1.7 Perlを使ったファイル管理
1.2 Linuxの利用方法
1.2.1 すでにLinuxサーバーがある場合
1.2.2 VPSサービスを利用する
1.2.3 ローカルPCでバーチャルマシンを利用する
1.2.4 Windows上のWSL2を利用する
1.2.5 Windows上でmsys2を利用する
1.2.6 Linuxディストリビューションの紹介
第2章 Linuxコマンドを 覚えよう
2.1 文字列を出力するコマンド
2.1.1 echoコマンド - 文字列を出力する
2.2 カレントディレクトリを表示・変更するコマンド
2.2.1 カレントディレクトリのパスを表示する - pwdコマンド
2.2.2 カレントディレクトリを変更する - cdコマンド
2.3 ファイルやディレクトリを一覧するコマンド
2.3.1 ファイルの一覧を表示する - lsコマンド
2.3.2 サブディレクトリを含めたファイル一覧 - findコマンド
2.3.3 ワイルドカード
2.4 ファイルやディレクトリを作成・削除するコマンド
2.4.1 ディレクトリを作成する - mkdirコマンド
2.4.2 ディレクトリを削除する - rmdirコマンド
2.4.3 ファイルを作成する - touchコマンド
2.4.4 ファイルを削除する - rmコマンド
2.5 ファイルやディレクトリを移動・コピーするコマンド
2.5.1 ファイルをコピーする - cpコマンド
2.5.2 ディレクトリをコピーする
2.5.3 ファイルを移動する - mvコマンド
2.6 ファイルの内容を出力するコマンド
2.6.1 ファイルの内容を出力する
2.6.2 ファイルの先頭の内容を出力する - headコマンド
2.6.3 ファイルの末尾の内容を出力する - tailコマンド
2.6.4 ファイルの差分を確認する - diffコマンド
2.7 ファイルのアーカイブ化と圧縮を行うコマンド
2.7.1 ファイルのアーカイブ化 - tarコマンド
2.7.2 ファイルの圧縮 - gzipコマンド
2.7.3 ファイルの解凍 - gunzipコマンド
2.8 ファイル内容の検索
2.8.1 ファイル内容を検索する - grepコマンド
2.9 ファイル内容の置換
2.9.1 sedコマンド
2.9.2 perlコマンド
2.10 ファイル内容を編集する - テキストエディタ「vi」
2.11 パーミッションを変更するコマンド
2.11.1 パーミッションを変更 - chmodコマンド
2.11.2 所有者ユーザーを変更する - chownコマンド
2.11.3 所有者グループを変更する - chgrpコマンド
2.12 シンボリックリンクを作成するコマンド
2.12.1 シンボリックリンクを作成する - lnコマンド
2.13 ディスク容量の確認
2.13.1 ディスク容量を確認する - dfコマンド
2.13.2 ディレクトリ容量を確認する - duコマンド
2.14 シェルスクリプトの実行方法
2.14.1 シェルスクリプトの実行
2.14.2 シェルスクリプトを実行ファイルとして実行
2.15 環境変数
2.15.1 環境変数とは
2.15.2 環境変数を表示する - envコマンド
2.15.3 環境変数を設定する
第3章 ファイル バックアップ の自動化
3.1 rsyncを使ったファイルのバックアップ
3.1.1 rsyncとは
3.1.2 ディレクトリのコピー
3.1.3 sshを使ったリモートサーバーへの接続
3.1.4 リモートサーバーにディレクトリをコピーする
3.1.5 公開鍵認証でパスワード入力を不要にする
第4章 Perlワンライナーと Linuxコマンドの 組み合わせ
4.1 Perlワンライナーとは
4.1.1 Perlワンライナーでできること
4.2 標準入出力
4.2.1 標準出力とは
4.2.2 標準エラー出力とは
4.2.3 リダイレクトとは
4.2.4 標準入力とは
4.3 パイプ
4.4 ファイル内容の検索
4.4.1 findコマンドでファイルの一覧を取得する
4.4.2 特定の拡張子を持つファイルのみ取得する
4.4.3 xargsコマンド
4.4.4 findコマンドの出力結果をgrepコマンドのファイル名として指定する
4.5 Perlワンライナーで行を処理する
4.5.1 行処理をするオプション「-n」
4.5.2 コマンドライン引数に複数のファイルを指定する
4.5.3 現在読み込んでいるファイル名を取得する
4.5.4 改行を削除する
4.5.5 行処理に加えてprint文を実行するオプション「-p」
4.5.6 正規表現を組み合わせる
4.5.7 正規表現の置換に文を使用する
4.5.8 初期化処理を記述する
4.5.9 すべての行を一度に読み込む
4.5.10 日本語の扱い
4.5.11 日本語を適切に扱う
4.6 Gitを使ってファイルの変更を元に戻す
4.6.1 Gitとは
4.6.2 Gitリポジトリの初期化
4.6.3 メールアドレスと名前の登録
4.6.4 コミットの準備を行う
4.6.5 コミットを行う
4.6.6 置換して間違った場合に変更を元に戻す
4.7 Perlでファイル内容を置換する
4.7.1 Perlワンライナーでファイル内容を置換する
4.7.2 複数ファイルの内容を置換する
第5章 Perlファイル操作
5.1 ファイルの読み書き
5.1.1 ファイルオープン
5.1.2 ファイルを読み込みモードで開く
5.1.3 ファイルの内容を一行ずつ読み込む
5.1.4 ファイルの内容をすべて読み込む
5.1.5 ファイルクローズ
5.1.6 ファイルを書き込みモードで開く
5.1.7 ファイルに書き込む
5.1.8 ファイルを追加書き込みモードで開く
5.2 ファイル名の扱い
5.2.1 ファイルのベース名を取り出す
5.2.2 ファイルのディレクトリ名を取り出す
5.2.3 ファイル名から拡張子を分離する
5.2.4 プログラムを実行しているディレクトリを取得する
5.2.5 実行しているプログラムのファイル名を取得する
5.3 ファイルとディレクトリの作成・削除
5.3.1 ディレクトリを作成する
5.3.2 ディレクトリを削除する
5.3.3 ファイルを削除する
5.3.4 複数階層のディレクトリを作成する
5.3.5 複数階層のディレクトリを削除する
5.3.6 ディレクトリの作成のサンプル
5.3.7 ディレクトリを削除するサンプル
5.4 カレントディレクトリの扱い
5.4.1 カレントディレクトリの取得
5.4.2 カレントディレクトリの変更
5.5 ファイルテスト演算子
5.5.1 -e ファイルが存在するかどうかの確認
5.5.2 -f 通常ファイルが存在するかどうかの確認
5.5.3 -d ディレクトリが存在するかどうかの確認
5.5.4 -s ファイルサイズの取得
5.5.5 -M 最終更新から経過した日数の取得
5.5.6 -A 最終アクセスから経過した日数の取得
5.5.7 ファイルテスト演算子のサンプル
5.6 パーミッションを変更する
5.7 ファイル一覧を取得する
5.7.1 ファイル一覧を取得する
5.7.2 ファイル一覧を絞り込む
5.7.3 ファイル一覧を編集する
5.7.4 再帰的にファイルを処理する
5.8 ファイル名における日本語の扱い
5.8.1 Linuxの場合
5.8.2 UNIXの場合
5.8.3 Windowsの場合
5.8.4 Macの場合
5.9 Linuxフィルタプログラム
5.9.1 標準入力とコマンドライン引数のファイルを同じように扱う
5.9.2 perlコマンドなしで実行できるようにする
5.9.3 コマンドラインオプション
5.9.4 コマンドオプションを持つフィルタプログラムのサンプル
5.10 外部プログラムの実行
5.10.1 system関数
5.10.2 外部プログラムの標準出力を取得
サンプルコード
書籍情報
- 発行日 2022年2月1日 初版第1刷発行
- 著者 Perlクラブ
- 装丁 MNdesign
- 発行者・発行所 Perlクラブ(株)
- 〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目17番8号 銀座松良ビル5階
- 電話 03-6281-5440
- ページ数 120p
- フルカラー